旦那さんに必要な三大栄養素を与えてますか?

あなたが女性なら「君だけを愛してる」という愛の言葉に、心が動かないわけがありません。

同じように、オトコ心を鷲づかみにする魔法の言葉があります。

言ってみれば、これらの言葉は、男性の健全な自我を維持するために必要不可欠な栄養素。

ところが、恋愛中には毎日のように与えていた栄養素を、結婚してしばらく経つと、妻が出し惜しみしたり、全く与えなくなることも…。

突然起る旦那さんの不倫や離婚宣言の背後には、彼の心が慢性的栄養失調に陥っている可能性があります。

反対に、これさえ与えておけば、ちょっとぐらい家事をサボったり、我が儘を言っても、旦那さんはあなたを手放せなくなります。

しかも、新婚さん・熟年夫婦など、年代を問わず効果があるのですから、使わない手はありません。

夫に愛され、しかも夫を伸ばす魔法の栄養素をお教えしましょう。

オトコが欲しがる「三大栄養素」とは?

多くの女性が誤解しているのは、自分と同じように男性も「愛している」「大好きだ」という言葉を聞きたい、と思っていることです。

もちろん、「愛してるわ」と言われてイヤな気がする男性はいません。

でも、男性は、愛されることよりもっと欲していることがあります。

それは、妻からの承認・賞賛・尊重なのです。

 

最近は肉食系女子・草食系男子が増えている、と言われます。

出会った男性が「やさしい」「面白い」「かわいい」という理由で、意気投合して結婚に至るケースも増えています。

さて、そんな「やさしい」夫を、妻はもちろん愛しています。

でも時々「夫に頼り切れない・任せられない」と感じて、上から目線でアドバイスしてしまうことも。

何かを決める時も、夫の決断を信用できずに口出ししすぎたり、妻が最終決断を下したりすると、夫はだんだん自分が「愛されてはいるが、重んじられていない存在」と感じるようになります。

もちろん「やさしい」夫ですから、妻とぶつかることは避けます。

自分が我慢して丸く収めはしますが、心の中では「妻から認められていない」と感じるのです。

いくら言葉で「愛してる」と言われても、夫は自信を失い、妻からの愛を実感できなくなっていきます。

「愛してるわ」より聞きたい「あなたってすごいのね~」

男性が最も恐れるのは、「自分が男としての能力に欠け、相手にふさわしくないのではないか?」ということです。

これは女性が、「自分が女としての魅力に欠け、相手に愛されないのではないか?」と悩むのと一緒です。

男性は虚勢を張っている割には、自信のないところがあります。

妻の前で、自分自身を褒めるようなことばかり言って、妻や他人を見下したりするのは、そうすることで「自分の無能さをさらけだす」という最大の不安から逃れようとしているのです。

「なんて傲慢で、謙虚さに欠ける人だろう」と人格を疑うかもしれませんが、最も気を許せる妻の前だからこそ、そんなことを言えるのであって、職場では周りに気を遣ってストレスだらけの毎日を送っています。

こういう旦那さんは、実は賞賛に飢えているのです。

「これ以上褒めたら、ますますツケあがる」と思わずに、一言二言でいいので真実味のこもった褒め言葉を投げかけてあげましょう。

旦那さんは、心から喜ぶはずです。

もちろん、むやみな褒め過ぎはオトコをツケあがらせますので、ほどほどにしておきましょう。

家の中に、旦那さんの空間と時間を確保する

さて子供が生まれると、妻の時間と関心は、ほとんどが子供に向けられるようになります。

もちろん育児はそれだけで重労働ですし、夫婦二人の子供を育てているのですから、旦那さんに感謝されてもいいはずです。

しかし、子供が家の中心になってしまって、旦那さんの時間と空間が尊重されないようになると、その時から旦那さんは家庭に居場所を失います。

どんなに狭い家でも、旦那さんがリラックスできるちょっとした空間を確保し、そこには子供のおもちゃなどが散らからないようにし、子供が邪魔しないように気を配ってあげましょう。

夫が仕事から帰るなり、「待ってました」とばかり子供をまとわりつかせ、「あなたも親なんだから、家にいる時ぐらい子供をみなさいよ」と無言の要求をするような状態では、家庭は夫にとって針のむしろとなってしまいます。

「一日中子供といる私の身にもなってよ!」と言いたくなる気持ちはわかりますが、一歩譲って一日中外で働いてきた旦那さんをねぎらってこそ、あなたが欲しい感謝と慰労の言葉を、相手から引き出すことができるのです。

まとめ

人は心が潤ってこそ、相手を思いやる余裕ができます。

旦那さんに必要な三大栄養素である「承認・賞賛・尊重」を与えるためには、あなた自身の心が満たされている必要があります。

あなたの心が栄養失調で干からびているのに、旦那さんに与えることは出来ません。

むしろ、相手に満たしてもらうことだけを望んでしまうことでしょう。

しかしそれでは、外の人間関係で既に擦り切れている旦那さんに、大きな負担を与えてしまいます。

単調で多忙な日常生活の中でも、心の栄養となるものを積極的に取り入れて、小さなことにも喜べる心豊かな女性になりたいものですね。