妻が夫を嫌いになる本当の理由

2017年8月12日

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最初は大好きで結婚した旦那さんが、年月と共に疎ましく思えて来たり、一緒にいるのが心地よく感じられなくなることは、よくあります。

しまいには、夫のやることなすこと全てが鼻につき、同じ空気を吸うのも嫌だと言うクライアント様もいます。

ある60代の奥さまは、死んだ後、旦那さんと同じお墓に入ると考えるだけで、嫌悪感に襲われてしまうそうです。

なぜ、ここまで旦那さんを嫌いになってしまうのでしょう?

最初から嫌いで結婚した方は、誰もいないはず。

どうしたら、一緒に居て心地よい関係に戻れるのでしょうか?

旦那さんを嫌いになったのは、いつ頃から?

どんなに熱烈な恋愛をして結婚した夫婦にも、「倦怠期」と呼ばれる時期が廻ってきます。

倦怠期になると、それまでのお互いに対する新鮮さが失われ、トキめくことも少なくなります。

相手の目をそれほど気にしなくなり、素の状態でくつろぐようになります。

同時に、相手の嫌な部分が目につき始める時期でもあります。

俗にいう「恋愛の賞味期限」は、出会ってから3年までと言われますが、脳科学的には、恋愛ホルモンと呼ばれるPEA(フェニルエチルアミン)やドーパミンの大量分泌が終わることによって、こうした気持ちの変化が起こってくることが、知られています。

これらのホルモンが継続して大量分泌されない理由は、長期間にわたって脳の興奮状態が続くことによって、健康や日常生活に支障をきたすのを防ぐため、と言われています。

出産後に夫がイヤになる「産後クライシス」

出産後1~2か月が経ち、体が回復して赤ちゃんの世話にも慣れ始めてきた頃から始まるのが、「産後クライシス」です。

夫のやることなすことに、イライラしてしまい、体に触れられることにも嫌悪感を覚えます。

これらは、産後の女性の体に起こる、激しいホルモン変化によるもので、母性本能や授乳を促すプロラクチンというホルモンの大量分泌に伴い、心と体が育児モードになるためです。

一方で、エストロゲンなどの女性ホルモンが、出産後一時的に減少するため、性欲が薄れます。

この時期、夫が育児に協力的でなかったり、妻にいろいろ要求してくると、妻のイライラが爆発し、つい気が立って攻撃的に対してしまうこともあります。

こうした状態は個人差もありますが、授乳の終わる頃(約一年後)まで続くと言われています。

熟年夫婦に見られる「夫が嫌い」

さて、単純にホルモンの変化によるものと違い、熟年夫婦において夫が嫌いという場合、問題の根は非常に深いと言えます。

その兆候は、数年・数十年前から既に始まっており、あたかもガン細胞のように、長い年月をかけて心の中でジワジワ増殖し、やがてこれ以上我慢できないという飽和状態になると、夫の全てがイヤになってしまうのです。

それは、具体的に夫のどういう部分が嫌いだ、という次元ではなく、夫の存在自体をもうこれ以上受け入れられない、共に居ることが苦痛でしょうがない、という状態です。

一つ一つの出来事は、些細なことだったとしても、夫に対して納得できないままに、我慢して自分の中に押し込めて来たことが、いつしか大きな氷の塊のようになってしまうのです。

その中には、「自分は夫のために、ずっと犠牲になってきた」という怒りや、「夫に大切にしてもらえなかった」という恨みの感情が詰まっています。

一見従順に見えた妻から、いきなり離婚を切り出された夫の方は、一体何が問題なのか皆目見当もつかない、ということが多いのです。

妻はなぜ我慢し続けてしまうのか?

女性は、自分の中の愛情タンクが空になるまで、相手に尽くし続けることが出来てしまいます。

尽くすことによって、いつか相手が愛情のこもった感謝の思いで報いてくれるはずだと、心の中で期待しています。

ところが男性は、女性が尽くしてくれるのは、自分が十分に女性を満足させているからだ、と錯覚してしまいます。

自分は働いて家族を養っているのであるから、妻から大いに評価され、尽くされるのが当然、と考えているのです。

そのため、妻の日常の奉仕に対して、こまやかな愛情を示したり、感謝を伝える努力を怠ってしまうのです。

次第に妻は、自分だけが損しているような、不平等さを感じます。

外での労働とは違い、家事という労働が目に見える形で評価されないからこそ、夫からの感謝は、妻にとって大きな意味があります。

ところが、熟年夫婦においては、旦那さんが妻に対して無関心だったり、してもらったことを当然と捉えたり、妻をバカにするような態度を取ることが多いといいます。

これでは、妻のやる気を失わせるどころか、自尊心を深く傷つけることになってしまいます。

そして、ある日突然、妻の心の中で糸がプツンと切れたように、夫に対する愛情が全くなくなってしまうのです。

その後は離婚はしないまでも、夫に対する愛が冷め切ってしまい、心の中では夫から解放される日を待つのみ、という状態になるのです。

夫を嫌いにならないためには

夫婦の亀裂は、徐々に深まっていくものです。

小さなガン細胞が、大きな腫瘍に成長する前に、取り除くことが大事です。

そのためには、我慢をしすぎないことです。

特に日本の女性は我慢強いために、言いたいことを言えないまま、心のしこりを育ててしまうことが多いようです。

忍耐すること自体は優れた能力ですが、心の中に毒を溜めながらの忍耐は、心身を蝕む結果となってしまいます。

喧嘩を避けたいがために、我慢してしまうと言う方も多いですが、喧嘩をしたとしても、自分の気持ちや欲求を、夫に伝える方がよいのです。

相手が気づくまで待っているというのは、解決策にはなりません。

直接伝えるのが難しい場合は、手紙に書いても良いでしょう。

 

もう一つは、自分自身の愛情タンクを枯渇させないように、自分で愛を注ぎ入れる努力をすることです。

そのためには、夫や家族からの見返りを期待するのではなく、自分で自分にご褒美を上げる生活をすることです。

自分にとって心地良いこと、楽しくなれることを研究し、そこに時間とお金を使うことを、自分に許可してあげましょう。

妻が生き生きと楽しそうに生活しているのを見る時、夫は喜びを感じます。

 

夫への恨みが、既に氷の塊のようになっている人は、すぐにカウンセリングを受けることをお勧めします。

それは自分の力だけで何とかするには、手遅れの状態です。

恨みを溶かすためには、信頼できるカウンセラーに自分の心を吐き出し、しっかりと受け止めてもらい、共感してもらう必要があります。

人生の大半の時間を共に過ごした伴侶を愛せないことぐらい、悲しいことはありません。

まずは、カウンセリングを受けて、心の中の氷を溶かし、空っぽになった愛情タンクを満たすことから始めてみませんか?

 

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