ネガティブな感情を溜め込まずに、しなやかに生きる

2018年2月6日

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もしあなたが、自分の感情を思いのままにコントロールできたなら、人間関係はどれほどスムーズにいくでしょうか。

悲しみや怒りなどの感情にとらわれず、いつも上機嫌で人生を楽しめたら…

誰もが一度は、そんなことを考えてみたことがあることでしょう。

 

でも現実は、そう簡単にはいきません。

ネガティブな感情を打ち消せずにいる自分がイヤになったり、情けなく感じてしまうことが多いですよね。

ここでは、望まない感情に囚われてしまう理由と、その解決策について考えてみたいと思います。

感情自体は善でも悪でもない

私たちが日々の生活の中で感じている感情には、一般に「喜怒哀楽」と言われるものがあります。

その他にも、安心、満足、期待、落胆、羨望、妬み、寂しさ、怖れ、不安、焦り、自負心、羞恥、恨み、許し、驚き、興奮、緊張など、言葉で表しきれないほどの、様々な感情があります。

一般に、ポジティブな感情と呼ばれるのは、幸福感や快感をもたらす感情であり、ネガティブな感情とは、不快感をもたらす感情と言えるでしょう。

 

感情自体は善でも悪でもありません。

生まれたばかりの赤ちゃんが感じる最初の感情は、「快・不快」です。

赤ちゃんは、「お腹が空いた」などの欲求を感じると「不快」になって泣き、それが満たされると「快」の状態となります。

次に出てくるのが「安心」と「不安」です。

お母さんがわかるようになった赤ちゃんは、お母さんがそばにいてくれると「安心」して楽しく遊んでいますが、そうでないと「不安」になり、お母さんを探して泣きわめきます。

感情があるから、私たちは内なる欲求を満たそうと、表現したり行動したりするのです。

夫婦はお互いにネガティブな感情をぶつけ合いやすい

恋愛時代には、お互いのことを考えるだけでハッピーだったカップルも、結婚して何年か経つと、「快」より「不快」な感情を感じることが多くなります。

実際に脳の中で快感を起こす恋愛ホルモンの分泌量が、3年も経つと減少するので、それまでの幸福感や興奮は冷めやり、現実が見えてくるのです。

夫の男らしさと感じられた部分が、傍若無人なただの我が儘に見えたり、クールでかっこいいと思った部分が、実は臆病な回避的性格だった、という具合にです。

 

家庭での役割についての不満も出てきます。

「私ばかり家事に育児に仕事に、負担が多すぎる。夫は家ではなにもしない」

自分の方がより損しているという、相対的貧困感を感じたりもします。

結婚生活に対する満足感が減るとともに、夫に対する怒りや寂しさ、自分の人生を思うように生きれていないことに対する焦りや落胆、この先本当に幸せになれるのだろうかという不安など、ネガティブな感情が増えていきます。

自分の中のネガティブな感情を消すことができず、「このまま一緒にいても幸福感を得られない」と判断したとき、「離婚」という選択をする人が多いのではないでしょうか。

感情をそのまま感じること

感情というものは、生きているからこそ起こる心の活動です。

ですから感情が生まれてきたら、それを素直に感じて表現することが大切なのです。

感情を無理に抑え込んだり、打ち消そうとすると、やがて心身の健康を損なってしまいます。

 

感情は「情動エネルギー」ですから、それを表わすことで発散されなければなりません。

悲しい時、思いっきり泣いたり、腹が立ったら大声で叫んだりすると、気持ちが楽になります。

心を湖の水に喩えるなら、感情はその表面にできるさざ波のようなものです。

石を投げ入れたら波紋ができますが、しばらくすると水面は静かになります。

このように、心には常に平衡状態を保とうとする力があるため、強い感情もやがては消えていくのです。

 

ところが、感情を発散できずに溜めこんでいると、やがてそれがシコリのように固まってしまう場合があります。

例えば、夫に対する怒りを持ち続けることで、次第にそれが嫌悪や憎しみ・恨みなどに変わっていくのです。

本来感情は一時的なものですが、慢性的で持続的な感情になってしまうのです。

ネガティブな感情が慢性化すると、幸福感を感じられず、次第に鬱状態になり、生きる喜びを見いだせなくなります。

また、筋肉が緊張して凝り固まり、体にも様々な悪影響が出てきます。

感情を素直に表すことの効果

自分の感じている感情を、抑え込んだり無視したりしないで、素直に表現することの大切さが見直されています。

実際にうつ病の人が、感情を解放させることで症状が軽減することがわかっています。

感情を行動に表わして表現することを「感情行動」と言います。

怒っているときは、怒鳴ったり、叫んだり、何かを叩いたり、など。

また悲しい時は、思いっきり声をあげて泣いたりすることが、感情行動です。

自分の感情を、内にため込まず、外に向かって体を使って表現する。

こうすることで、感情エネルギーが発散され、感情が解放されていくのです。

感情を表現するには「Iメッセージ」で

感情を素直に表せればよいけれど、夫に対して感情を表現したら、倍になって返ってくるので怖ろしくてできない、という人もいることでしょう。

でも、感情をため込むと、それはますます旦那さんへの恨みとなって、最後には爆発するか、相手から離れるという結果になってしまいます。

自分の感じていることをIメッセージで伝えていけば、相手はそれに共感を持ちやすくなります。

 

Iメッセージとは、自分を主語にした言い方で、「私はこう感じている」という気持ちを素直に相手に伝えるものです。

反対にYouメッセージは、「あなたは、なぜいつもこうなの?」というように、相手を主語にした言い方です。

相手を批判・非難・叱責する印象が強いため、相手に反発心を起こさせやすくなります。

自分の感情を押し殺すと、不快感で心がモヤモヤして、相手をネチネチ責めてしまったり、皮肉を言ったりしてしまいませんか?

すると相手は、「直接怒りを表現してくれた方が、まだマシだ」と感じるようになり、次第にあなたといることが苦しくなってしまいます。

これを防ぐためにも、感情は溜め込まずに小出しにするのが、夫婦円満の秘訣と言えそうです。

 

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