不倫サレ妻が取りがちな行動と自我の防衛機制
夫の不倫に悩む女性は沢山います。
夫の不倫が発覚しパニックになった時
サレ妻さんたちの取る行動は、大体似ています。
まずインターネットで検索し、どうしたらいいのかを探しまくります。
同じく不倫された人のブログ、カウンセラー、離婚相談所など…
いろいろな情報に共感したり、不安になったりしながら
あの時の私のこういう態度が悪かったのかな…
ああしてあげなかったのが、夫を走らせてしまったのかな…
ショック、悲しみ、後悔、焦り、怒り、絶望…
でも、これらのやりきれない感情たちの根底にあるもの…
それは、否定されたという思いです。
不倫によって否定された、二人の関係。
不倫によって否定された、二人の家庭。
不倫によって否定された、私自身。
人は、自分が受け止められないくらい辛い感情に出会うと
自我が自分自身を守るために様々な防衛機制を使います。
♦夫が不倫したのは自分のせい、と自分を攻め続ける人。
♦夫を自分以上に苦しませてやる、と復讐に心を燃やす人。
♦内面はすごく傷ついているのに、元気に振る舞う人。
♦不倫されたという事実を受け入れない人。
♦自分の方が夫のことを嫌いだったということにする人。
♦不倫相手の女性が自分を憎んでいると思う人。
♦セミナーなどで、同じサレ妻さんたちとつながって
「もう私は大丈夫!夫なんかいなくてもシアワセよ!」と
自分だけ輝き妻になってしまう人
これらは、自分が傷つかないようにしようとする、自我の必死の防衛ですが
残念ながら、これでは本当の解決にはなりません。
不倫によってダメージを受け、傷ついた心が癒されない限り
たとえ形だけ離婚を回避して、夫婦を維持したとしても
本当の意味で幸せにはなれません。
また「とにかく離婚してしまいなさい!スッキリするわよ」
というアドバイスに従って離婚したとしても、それで心が癒される訳ではなく
ただ「忘れたふり」をしているだけなんですね。
心の中で泣いている自分を、無視し続けてはいけません。
ここを解決しないと、再婚して良い人に出会っても
数年後に、やはり問題が生じてくるのです。
「夫の不倫」という現象を通して
あなたが本当の自分自身と向き合うことができたなら
それは「災い転じて福となる」と言えるでしょう。
本当の夫婦修復は簡単ではありません。
あなた自身の、深い自己理解と自己受容があってこそ
本当の意味で相手を理解し愛することができるのです。
夫との愛の絆を感じられないまま
なんとか離婚を回避したとしても
それは砂の上の城のようなものです。
その意味で、修復が目標なのではなく
絆を形成することが本当の目標だということです。