夫の不倫相手に対して妻が陥りやすい5つの錯覚
夫の不倫相手がどんな女性か気になりますか?
夫の不倫が発覚したとき、ほとんどの妻が考えるのが、「なぜ夫は不倫したのか?」「一体相手はどんな女性なのか?」ということでしょう。
相手がどんな女性なのかを知ってみたい、という気持ちに駆られるのです。
夫の不倫相手は、妻にとって見ず知らずの人の場合もあれば、よく知っている人である場合もあります。
当然ながら、よく知っている人である方が、ショックが大きいことでしょう。
夫の不倫は、妻にとって最も辛い出来事であるにもかかわらず、不倫が起きた経緯や、相手の女性について、もっと詳しく知りたいという思いに駆られる人が多いのです。
そして、相手の女性について知れば知るほど、妻の心の中には更なる疑問が生まれていきます。
「なぜ夫はこの人と?」
夫が不倫相手を選んだ理由というのは、実は単純です。
家庭や職場でストレスを感じている時、たまたまちょうど良い相手に出会って成り行きで、というきっかけがほとんどです。
もちろん、相手の女性も寂しさを抱えていたりして、自らそのような機会を引き寄せていたことでしょう。
相手の女性にスキがなければ、不倫には至りません。
お腹を空かしている魚の前に、ちょうど良いタイミングで釣り糸を垂らしてやれば、餌に食いついてくるように、「相手がどんな人か?」よりも、たまたま出会ったから不倫に至ったというケースが圧倒的に多いのです。
夫の不倫相手に対して妻が抱く5つの錯覚とは?
夫の不倫というショッキングな出来事を通して、妻の方も理性的に物事を見れなくなります。
不倫相手のことが頭から離れず、妄想やフラッシュバックに悩まされます。
ここで、不倫された妻が陥りやすい錯覚について見てみましょう。
1.彼女は夫に選ばれた、という錯覚
「夫は妻である自分より不倫相手を選んだのだ」という考えにとらわれてはいませんか?
そこには、不倫相手に対する敗北感と劣等感が伴います。
まるで女性としての価値において、不倫相手に負けたかのように感じてしまうのです。
更には、本妻としての自分よりも、不倫相手の方が地位が上になったかのようにさえ感じることでしょう。
しかし、これらはすべて錯覚に過ぎません。
あなた自身の価値や、本妻としての位置は、そんなことで揺らぐようなものではないのです。
2.彼女は自分にはないものを持っている、という錯覚
「夫の不倫相手には、自分にはない長所がある」と思っていませんか?
例えば、あなた自身が専業主婦で、彼女はバリバリのキャリア・ウーマンだとしたら、夫はきっとそのような部分に魅力を感じたに違いない、と思い込んでしまいます。
不倫相手と比べて自分自身が冴えなく感じたり、劣等感を抱くこともあるでしょう。
しかし、それは錯覚です。
その女性は、心が満たされていないからこそ家族持ちの男性などと不倫したのであり、本当に自分を大切にし満たされている人ならば、そのようなことはしないことでしょう。
3.彼女は女性として自分より魅力がある、という錯覚
「夫が不倫したのは、私に魅力がなく飽きられたからだ」
「彼女には女性としての魅力があるので、夫は彼女を選んだのだ」
と考えてはいませんか?
大抵の場合、夫が不倫に至るのは、妻に飽きたからではなく、「妻に受け容れられていない」と感じたからです。
長引く不妊治療やセックスレスなども原因になります。
男性は、そのようなことがストレスになり、気晴らしのつもりで不倫に走ることが多いのです。
相手に魅力があるかどうかよりも、お互い負担なくセックスを楽しめる相手なら誰でもよかった、ということなのです。
4.彼女は私に対して優越感を感じている、という錯覚
夫の不倫相手が、妻である自分よりも優位に立っているように感じてはいませんか?
まるで、夫に選ばれたことで優越感を感じているような素振りを見て取ることもあるでしょう。
更には、夫が不倫相手に自分の悪口を言っているような気がしたり、二人で自分のことをバカにしているのではないか、という思いに駆られていきます。
しかし、これはあなたの想像である場合がほとんどです。
良識のかけらでもある人ならば、家庭持ちの男性と不倫していることに罪悪感を持つはずですし、妻であるあなたに怖れを抱くはずです。
そうしたやましさを無理やり押し殺している姿が、堂々として少しも悪びれていない生意気な態度に見えるのです。
所詮、一時的な火遊びの相手に過ぎない不倫相手が、本妻であるあなたより優位であるはずがありません。
妻という、法で守られた確固たる位置をあなたは持っている、ということを忘れないでください。
5.彼女が自分と夫の間に立ちはだかっている、という錯覚
「不倫相手が、自分と夫の間に立ちはだかる障害物のように感じる」という方々は多いのです。
夫とのコミュニケーションを取り戻そうとしても、その女性の存在が常に二人の間を邪魔しているように感じてしまいます。
しかしこれは、あなた自身の心が生み出したイメージです。
こうした錯覚にとらわれると、夫の真の姿と向き合うことができません。
夫と不倫相手を重ね合わせて見てしまうからです。
大切なのは、あなたが夫と向き合う時には、不倫相手の存在を心から排除し、夫と一対一の関係を再構築していくことです。
不倫相手の出現によって不倫が起こったのではなく、元々は夫自身の問題、また夫婦間の問題が根底にあったために不倫に至ったのです。
その問題を解決しない限りは、不倫相手を無理やり排除したとしても、また別の問題が起こることでしょう。
まとめ
夫の不倫相手に対して、あなたの幸せを脅かす存在として脅威を感じる気持ちは、よくわかります。
でも、いたずらに彼女を恐れる必要はありません。
彼女はただの寂しく満たされない人に過ぎないのです。
自己肯定感が低く、自分を愛してくれる人なら、たとえ家庭持ちの人に対しても体を許してしまうような弱さがある人なのです。
そのような人に同情こそすれ、あなたが引け目を感じる相手ではありません。
不倫の愛は、文字通り「人としての道(倫理)に反した愛」です。
それをどんなに美化したところで、良い結果を生むものではありません。
本当の幸せは家庭から出発します。
その家庭を守る砦は女性です。
妻としてのあなたは、たとえ夫が道を踏み外したとしても、戻ってくることのできる港として、その位置をしっかり守っていきましょう。