夫の本当の気持ちを理解したいあなたへ
「夫が何を考えているかわからない…」
夫婦関係が危うくなりそうなとき、多くの人がこう感じます。
例えば、旦那さんが次のような状態の時、あなたの心は混乱し、「夫は一体、何を考えているんだろう…?」と、不安ばかりが大きくなっていきますよね。
家族を愛していると言いながらも、外に愛人を作っている
自分の気持ちを話してくれない
「離婚したい」理由をはっきり言ってくれない
そんなとき、
夫の本心を知りたくても、どう聞けばいいのかわからない…
話し合いをしたくても逃げられてしまう…
夫がだんまりを決め込んで、本心を語ってくれない…
などの難しさに直面している方も多いことでしょう。
真剣な会話の場を持ち、旦那さんの本心に触れるには、どのようなことに注意すべきかをまとめてみました。
1.あなた自身が夫に向き合うのを避けている
旦那さんの心を知りたいと思いながらも、本人と直接話すのが怖くて、あなたから避けている場合です。
インターネットなどで、今自分が直面しているケースを検索し、「夫はきっと、こんな状態に違いない」と勝手に思い込んで、本人に確かめることもなく決めつけてしまいます。
ちょうど、病気の症状についてのサイトを見ているうちに、自分もその病気なのかもしれない、と思うのと似た心理状態です。
でも、夫婦の状況は人によってみな違います。
事実を確かめることなく憶測だけで判断していくと、やがて夫婦間に大きな誤解が生まれることになります。
例えば、同じ不倫であっても、その理由は人によって千差万別です。
一番の早道は、旦那さん本人に聞いてみることです。
苦しくても、しっかりと旦那さんに向き合っていきましょう。
2.話し合おうとしても、夫に避けられてしまう
旦那さんと話し合おうとしても、旦那さんがそれを避けてしまう。
これは、特に不倫している旦那さんに多いようです。
「真実を話せば妻は間違いなく傷つき、事態がさらに悪化する」と思っているため、話し合い自体を避けようとします。
本当のことを話してくれない旦那さんに対して、あなたは歯がゆさと不信感が募るばかりでしょう。
でも実はこれは、あなたに対する配慮であることも。
「事実を話したところで事態はすぐには変わらないし、妻をさらに傷つけるだけ。それなら、却って黙っている方がいい」と思っているのかもしれません。
そんな旦那さんに痺れを切らして、自ら探偵事務所を訪ねて証拠をつかもうとする人もいます。
しかし、その結果として夫は追い詰められ、妻はさらに傷ついていくことが多いのです。
事実を暴き出して旦那さんに罪人のレッテルを貼るよりも、「いつでも私の元へ帰ってきていいんだよ」というメッセージを伝える方が、よほど効果的です。
3.自分の感情に支配され、夫の心にフォーカスできない
次に問題となるのが、旦那さんと形式的な対話は出来ていても、本当の気持ちに向き合うことができない場合です。
夫はなぜ離婚したいと思ったのか?
なぜ不倫に走ったのか?
これらの疑問について、あなた自身が先に感情的になって夫を責めてしまうと、旦那さんはそれ以上本音を話すことは出来ないと感じて、心を閉ざしてしまいます。
自分の感情をいったん抑えて、どこまでも相手の目線で、相手の気持ちを理解しようとする努力が必要です。
しかしこれは、口で言うほど簡単ではありません。
多くの人が、途中で泣き出したり、怒ったりなどの反応を見せてしまいます。
夫婦カウンセラーなどの第三者に間に入ってもらった方が、話し合いが深まる場合があります。
4.問題の核心に触れず、自分なりに解釈してしまう
旦那さんと話し合いを始めることに成功したとしても、その本音を聞くのが怖くて問題の核心に触れずにいる場合があります。
遠回しな言い方で相手の反応をうかがったり、相手の言葉の背後にある意図を深読みしすぎると、自分の想像や解釈が入りすぎて、相手の心を正確に捉えることができません。
それが正しい時もありますが、反対に全く見当違いな解釈をしてしまうことも。
同様に、夫のちょっとした態度から「きっとこう感じているんだな」と心を読みすぎるのも、思い込みに過ぎないことが多く、控えた方がいいでしょう。
5.まとめ
以上、私たちが陥りやすい点を4つ挙げてみました。
私たちの心の中には、人それぞれ「主観」と呼ばれる「物事を解釈するフィルター」があります。
人はみな、この「主観」のフィルターのついた眼鏡で世界を見ているのです。
あなたのフィルターが、旦那さんのものと全く同じでない限り、同じものを見ても旦那さんと同じ解釈をすることは不可能です。
旦那さんが現実をどのように捉え、どう感じているのかは、旦那さん本人に聞く以外、正確に知る方法はありません。
私たちにできることは、「言葉」という媒体を使って会話をしながら、相手の見ている世界を出来るだけ正確に理解しようと努力することです。
自分の内面からくる思いにとらわれず、旦那さんの心にフォーカスし、それをそのまま受けとめていくことが大切です。