自分の気持ちを話さない夫のホンネを引き出すには?

2020年8月3日

米メリーランド大学の研究結果によると、男性が1日に発する単語数は平均7,000語。

一方、女性の場合は平均20,000語であると言います。

つまり、女性は男性のおよそ3倍もの単語数を発しているのです。

特に、妻にとって、夫が自分の気持ちを話してくれない、と感じることが多いようです。

男性は女性に比べて、自分の気持ちを言葉で表現することが苦手と言われてます。

ここでは、そんな夫のホンネに触れ、会話を引き出す方法について、考えてみたいと思います。

いきなり夫と向き合うのが難しい場合

普段あまり心の交流がなく、いきなり夫と向き合って対話するのが難しい場合は、まずは、同じ方向を見て一緒に何かすることから始めてみましょう。

一緒にビデオゲームをしたり、映画やテレビを見たり、趣味生活をするなど、何でもいいのです。

特に男性は、男性同士で集まると、一緒にスポーツや趣味活動などをすることによって、親交を深めていきます。

男性にとっては、一緒に何かすることは、相手との心の交流を深めることなのです。

これに対して、女性は向かい合って会話することで心の距離を縮めていくので、男性のこうした交流の仕方が、理解しにくいかもしれません。

夫が話し始めたら、それをどんどん引き出す

夫の言うことに矛盾があったり、誤解や間違いがあると思っても、指摘したりせず、黙って聞いていきましょう。

話すことで、本人の気持ちも整理されていきます。

夫のどんな感情を聞いても、その奥にある夫の本質を疑わないことです。

たとえば、浮気や風俗に行ったなど、聞きたくないことを告白されても、夫の本当の気持ちは妻や家族を大切に思っていることを信じてあげることです。

夫が妻に言いにくいことを言ってきた時

ただでさえ、気持ちを伝えるのが苦手な夫が、一番話しずらいのは、妻に対して言いにくいことを話すときです。

仕事上の失敗や、借金をこしらえてしまったこと、風俗や浮気などについての告白をするときに、彼はそれをあなたに言うか言うまいか、相当悩んだに違いありません。

悩んだ末に告白してきたときは、それをしっかり受け止めてあげることです。

夫がしてしまったことに動揺し、責めてしまいたい気持ちが湧くと思いますが、それ以上に、

夫はどうしてそんなことをしたのか?

そうしたときの夫の気持ちはどんなものだったのか?

に関心を向けて話を聞いていきましょう。

相手の行動の是非を判断する前に、相手の気持ちを深く理解したい、という気持ちで聞くことです。

「そんなことをしたあなたの気持ちは何だったの? それを聞かせて」という気持ちで、相手の罪を裁くためにではなく、相手の心自体に関心を持つことが大切です。

相手の気持ちに共感する

次に、夫の気持ちに共感することです。

相手の行動だけを見て「なんでそんなことしたの?」と責めずに、相手の味わった気持ちを一緒に味わおうとしながら、相手の心と一つになる努力をします。

その時に、夫はあなたから理解されている、と感じるのです。

共感されると、人は自ら反省し始めます。

共感なしに行動だけを善悪で判断されると、逆に反発心が湧いてしまいます。

夫の話を聞くときに犯しやすい失敗

相手の話をしっかり聞くうえで、気をつけなければならないことがあります。

次のことは極力控えましょう。

自分の意見を言ってしまう

夫の気持ちを聞いたら、あなたも自分の気持ちを伝えるようにしましょう。

ここで「気持ち」と言ったのは、感情を伝えることで、意見を伝えることではありません。

意見というのは愛や気持ちと関係ない、常識とか世間体に根差したものであることが多いのです。

あなたが夫に、率直な気持ちを伝えることで、夫は、あなたが真摯な心で向き合ってくれていると感じます。

それは、あなたから尊重・信頼されているという気持ちに繋がり、そこから心が通いはじめます。

自分が結論を出してしまう

あなたが、自分の気持ちを伝えないで、結論だけを言ってしまうと、相手はそれ以上話し合うことを諦め、心を閉ざしてしまいます。

たとえ夫から不倫や離婚について告げられたとしても、あなたから「じゃあ私たち、離婚しかないよね」と結論づけるのは避けましょう。

自分の善悪観で判断する

これも同じことで善悪や常識、世間体などで判断されると、相手はこれ以上自分の気持ちを話せなくなります。

夫はあなたから「悪い夫」「ダメ夫」のレッテルを貼られたと感じ、やり直す勇気を失ってしまいます。

「どうせ悪い夫なんだから、とことん悪くなってやろう」という破壊的な気持ちになることもあります。

自分の要求だけを伝える

これもやはり、相手の心に向き合っていません。

夫が不倫したからと言って、「では慰謝料○○万円で離婚しましょう」と話すのは、それまでの夫婦の心の絆を、丸ごと否定するようなものです。

夫はあなたに冷たさを感じ、突き放されたように感じることでしょう。

先入観で相手を決めつける

相手に対してできるだけ先入観を持たずに、決めつけないことです。

たとえ相手が何度か失敗しても、信じる気持ちをもって相手に向き合うようにしましょう。

「あなたは過去に何度も浮気したから、今回も謝ってはいるけど、どうせまた同じことを繰り返すんでしょう?」と決めつけてしまっては、夫は反省する気を失ってしまいます。

 

このように、相手の気持ちをしっかり聞かずに、要求や結論だけ言ったり、善悪や意見を投げつけると、相手はますます自分の気持ちを言えなくなってしまいます。

相手の気持ちに関心を持って、聞いて共感するプロセスなくしては、善悪の判断をしても逆効果になり、相手はますます、あなたが嫌がることをすることもあります。

愛は信じること

人は、信じてくれている人に対して心を開き、愛を感じます。

期待する信じるは似ているようで、実は違います。

期待するには、相手が変わることを願う気持ちが入っていますが、信じるは、相手の本当の心が良いものであることを信じることなのです。

夫が「妻はこんな俺のことを信じてくれているんだな」と感じたとき、自ら反省の心が湧いてくるのです。

夫を信じられない思いとの闘い

夫を信じようとすると、「夫を信じたい。でも信じられない」という葛藤が起こるかもしれません。

信じようとすると、その反作用として、信じられない気持ちが起こります。

実はそれこそが、あなた自身が取り組むべき心の課題なのです。

信じられないのは、信じて裏切られた時に受ける打撃が怖いからかもしれません。

人生で以前にも信じて裏切られた経験があると、それはなおさら強まります。

だとしたら、その傷を癒すことから始めなければなりません。

 

フランスの詩人、ユーゴは「愛することとは、ほとんど信じることである」と言いました。

信じられないものを信じる心こそが、最高の愛なのではないでしょうか?


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