旦那から突然離婚と言われたとき、越えるべき3つの壁とは?
夫から突然「離婚したい」と言われたら、あなたはどうしますか?
突然の離婚宣言にパニックに陥って、どうしたらよいかわからなくなってしまうかもしれません。
夫が離婚したいと思う理由が、思い当たらない場合には、なおさらでしょう。
でも、こんな時こそ冷静になる必要があります。
夫が離婚したいと言っても、あなたが離婚したくない場合は、何らかの対策を立てていかなければなりません。
ただ放って置くだけでは、夫はますます離婚の意志を固めてしまうからです。
この記事では、離婚宣言からの夫婦修復において直面する3つの壁と、その対処法について説明していきます。
離婚宣言を軽く見てはいけない
まず、夫がはっきりと「離婚したい」と言った場合は、それが単に口から出まかせで言っているのか、深刻に出した結論なのかを見極めなければなりません。
この見極めを間違えると、「またいつもことだ」と軽く考えて対処が遅れ、気がついたら夫の心はあなたから遠く離れてしまい、取り返しのつかない時点に来てしまう場合もあります。
夫は真剣に離婚を考えているのに、あなたが真面目に取り合わないと、夫はますますあなたに失望し、離婚の決意を固めてしまいます。
夫の気持ちを聞く
夫はなぜ離婚したいと思うようになったのか、その理由を聞いてみましょう。
あなたが何の気なしにしていたことが、夫にとってはとても嫌なことである可能性もあります。
また、あなたが何気なく言った言葉に、夫が深く傷ついてしまうこともあります。
夫がそういうことを話し始めたら、途中で弁解したり否定したりせず、夫の立場に立ってしっかり話を聞いていきましょう。
自分の気持ちを伝える
夫が離婚したい理由を聞いたら、今度はあなたの思いを伝えていきます。
「離婚したくない」と思うのでしたら、その気持ちを率直に伝えていきましょう。
一度の話し合いで、夫の決心が変わることはありませんが、ここであなたの気持ちをしっかり伝えておくことが重要です。
夫が嫌がる言動を改める
あなたのどんな言動が夫を苦しめていたのかを理解したら、今後はそれをしないことが重要です。
あなたから見て「なんでそんなことが問題になるんだろう?」と思うようなことでも、夫にとっては重大な問題であることも多いのです。
人はそれぞれに、潜在意識の中に持っている過去の傷や価値観が違うため、自分の観点から夫を判断することはできません。
特に、相手の心の傷を刺激するような言動は、避ける方が良いでしょう。
修復過程で直面する3つの壁と乗り越え方
さて、ここからがいよいよ本格的な修復のプロセスに入っていきます。
1.膿出し期
関係修復の過程においてまず通過するのが、膿(うみ)出し期です。
夫が離婚宣言したのは、長い期間我慢してきたことが限界に達したためであることが多いのです。
その分、心の中に鬱積した様々な思いがあり、それを吐き出すのがこの期間です。
あなたが聞く姿勢を見せると、夫はそれまで我慢してきた心の内を吐き出し始めることでしょう。
時には、かなり攻撃的に思いを吐き出す夫の姿に、あなたは激しく責められている気がして、反論したり、その場から逃げ出したい気持ちになるかもしれません。
でも、最後までしっかり聞いて、夫の心に溜まった膿をしっかり吐き出させることが大切です。
自分のことを責められていると思うと辛いので、カウンセラーになった気持ちでひたすら傾聴しましょう。
2.復讐期
膿を出してしまうと、夫は多少落ち着いた様子を見せます。
一見、それまでの日常と変わらない日々に戻るかもしれません。
でも、夫の中にはあなたにされたことに対する怒りがまだ残っています。
この時期の夫は、あなたに対する思いやりのある行動を避け、冷たくよそよそしい態度で接することでしょう。
それは、自分を辛い気持ちにしたあなたに対する復讐なのであり、「自分はまだ君を許していないぞ」という意志表示でもあるのです。
この時期を、めげずに乗り越えることが大切です。
3.信頼回復期
復讐期を過ぎると、夫はあなたの変化が本物であることを実感し始めます。
態度は更に和らぎ、以前とあまり変わらない日常に戻ることでしょう。
でも、この時期はまだ、夫のあなたに対する信頼が完全に戻ったわけではありません。
ふと油断して以前のような態度をとってしまうと、夫はすかさず心を閉じたり攻撃的になります。
そんな時は、また振り出しに戻った感じがするかもしれませんが、以前の習慣が出てしまったことを素直に謝り、今後も努力することを伝えるとよいと思います。
時に失敗することがあっても、以前のあなたと違って、今のあなたは夫が何に傷つき、何が嫌であるを知った上で、自分の言動を改めることができています。
あなたに傷つけられることが減っていくと、夫はあなたといることに安心感を覚えて、徐々に心を開いていくことでしょう。
相手が自分を脅かさない、と感じたところから信頼関係が回復されて行きます。
夫婦修復は忍耐のいる作業ですが、それによって得られる深い信頼は、夫婦をそれまで以上の絆で結びつけてくれます。
諦めずに3つのステージを乗り越えていきましょう。