あなたは大丈夫? 夫を帰宅恐怖症にする妻の3つの特徴
最近、既婚男性の間で「帰宅恐怖症」という言葉がポピュラーになりつつあります。
本来、我が家は安心でき、くつろげる場であるもの。
しかし、「家に帰るのがストレス」「家に帰ってもくつろげない」と感じる夫たちが増えているのです。
その原因について探っていきましょう。
家ではひたすらくつろぎたい夫たち
最近は、共働き夫婦も随分増えましたが、それでも男性が大黒柱的な立場である場合が多いようです。
そのため、男性は仕事に対して、女性以上の責任感を持って取り組みます。
自分が収入を失うということは、家族を路頭に迷わせることですから、例え辛いことが多くても、簡単に職場を放棄するわけには行きません。
男性の脳は、特に仕事に向き合う時、強い集中力を発揮するようにできています。
そのため男性は家に帰ると、ひたすらリラックスして、疲れた心と体を癒して充電したいと思うのです。
ここで大切なのは、男性にとっての休息とは何かを知ることです。
仕事の疲れを癒し、明日への活力を得るための行動は、男性と女性では大きく違います。
女性なら、誰かとおしゃべりすることで自分の気持ちを吐き出し、ストレスを発散して元気を取り戻そうとしますが、男性は反対です。
男性には、脳の集中力を解除しボーっとできる時間と空間が必要です。
会社から帰ってきた夫が、家に帰るなりテレビを付けて、スポーツやコメディーなどを、延々と見続けているのを見て、イライラする奥さんもいるかもしれませんが、これは男性がくつろいでいる姿なのです。
原始時代の男性たちが、食料を得るために野生動物たちと死闘を繰り広げた後、疲れ切って洞穴にたどり着いた時には、静かに焚火の火を見つめながらリラックスしていたように、現代の男性たちも、ストレスの多い職場から帰った後は、脳のスイッチをオフにして、ひたすらリラックスしたいと思うのです。
しかし、そうした男性の欲求を理解しないまま、知らず知らずに夫を帰宅恐怖症に追いやっている妻たちが多いのも事実です。
旦那を帰宅恐怖症にする妻のタイプ
1. 話しすぎる妻
夫が帰ってくるのを待ち構えたように、機関銃のようにしゃべり続ける妻がいます。
妻も一日、育児などでストレスが溜まっていたりして、夫にそれを吐き出して聞いてもらいたい欲求に満ちています。
でも、先ほど書いたように、男性と女性ではストレス解消の方法が全然違います。
夫が脳のスイッチをオフにしたい時に、妻が横でしゃべり続けていると、夫は疲れているのに妻の話に集中しなければならず、ストレスを感じます。
次第に、集中せずに聞き流してしまい、妻を怒らせたりします。
夫が帰ってきたら、まず静かにくつろげる時間を十分に与えることが大切です。
2.配慮のない妻
小さな子供たちがいる家庭では、夫が帰ってくるなり、子供たちがまとわりついて、遊んでもらおうと引っ張りだこにすることがあります。
子供が大好きな夫なら、それが活力源になるでしょうけれども、疲れて帰って来て子供たちを相手にする元気もない時もあります。
夫が、子供たちをうるさがって怒鳴ったりする時は、職場での問題で頭がいっぱいの時や、ストレスで心の余裕がなくなっているのだと理解して、子供たちを一旦遠ざけて、静かにリラックスできる環境を作ってあげたいものです。
3.夫をほったらかしにする妻
疲れて帰ってきたのに、家には妻もいず、食事も準備されていなかったとしたらどうでしょうか?
もちろん、共働きをしていて妻が忙しい場合もあります。
でも、帰ってきた時に笑顔で迎えてくれる妻の姿に、夫は大きな慰労を受けます。
家族が幸せな姿を見て、自分が苦労して働いていることの価値を感じるからです。
家族のために働いている夫に対して、家族が無関心であったり、寒々とした雰囲気が漂っていると、夫は自分の居場所がない、と感じるようになるのです。
男性が帰りたい究極の場所
男性は明日への充電をするために、精神的に引きこもって一人になる時間を必要とします。
だからと言って、誰もいない寒々しい家で、孤独に過ごしたいと思っているわけではありません。
外の世界で神経を使い、疲れ果てた男性にとっては、温かく受け入れてくれ、彼が元気を取り戻すまで、そっとしておいてくれる環境が必要です。
男性が最もリラックスできる究極の場所は、女性の子宮と言えるかもしれません。
温かく、柔らかく、安心させてくれる、そんな場所です。
男性は温かく安心できる場所で、武器を降ろし鎧を脱いで、ひと時の充電の時間を持ちたいのです。
夫が妻に対して、あるがままの自分を、ただ柔らかく受け入れて欲しいと望むのも、妻の前ではすっかり安心して、心の緊張から解き放たれたいからです。
実際、男性はセックスのあとに、真のリラックスを得ることができるといいます。
夫にとっては、一生懸命働いてきたこと自体が、家族に対する奉仕と考えていますから、家では妻から感謝され、もてなされたいと思っています。
外で働いてきた夫を、心からの感謝の気持ちで妻と子供たちが出迎え、愛のこもった食事とホスピタリティーでくつろがせ、ゆっくりと充電できる静かな時間を与えたならば、どんな男性が家に帰りたくない、と思うでしょうか?
それがない時に、男性は自分の存在価値がないような気がして、外に居場所を探し始めます。
たとえ、お金目的の表面的な笑顔やホスピタリティーであったとしても、自分をもてなし、くつろがせてくれる場所に惹かれてしまうのが男性の心理です。
こうしたことに気を配り、夫に「我が家は最高」と思わせる妻こそ、本当に賢い妻ではないでしょうか。