仕事がデキる夫を持つ妻が陥りやすい悩み4選

デキる夫が妻に与える負担とは?

仕事が出来る夫を持つことは、多くの妻が望んでいることです。

出世街道をまっしぐら、地位や名誉や富を手に入れることは、誰もが願うことでしょう。

でも、こんな有能な夫を持つ妻にも、人知れない悩みがあります。

その代表的なものをあげてみましょう。

1.家族といる時間が少ない

仕事が出来る人は、仕事にフォーカスしています。

仕事に費やす時間の分量が多くなるほど、家族と一緒にいる時間が少なくなるのは当然のこと。

妻はワンオペ育児を余儀なくされたり、何でも一人で解決しなければならず、寂しさを感じることが多いことでしょう。

2.夫と比較し妻は取り残されたような気がする

夫が社会で認められるほど、より広い人脈を作っていきます。

当然、付き合いも多くなり、家庭の中だけにいる妻にとっては、自分の知らない世界に夫がどんどん行ってしまうような気がします。

そんな夫の活躍を嬉しく思いながらも、何だか取り残されたような気持ちになるかもしれません。

3.何でも夫に合わせてしまう

夫の社会的地位が高くなると、家庭でも重きを置かれるようになります。

妻は夫の意見に合わせるあまり、自分の意見を主張しずらくなります。

いつの間にか自分で自分を軽視するようになり、自己肯定感が下がってしまうのです。

4.些細なことを気軽に頼めない

夫を尊敬している妻は、夫をアゴで使うようなことができません。

一生懸命働いてきたんだから、と家庭においては出来るだけくつろいでもらおうと、些細なことを頼むのにも気兼ねしてしまいます。

その結果、いつの間にかワンオペ育児になっていた、ということも。

ところが、こういうことが積もり積もると、妻自身にどんどんストレスが溜まっていきます。

自分自身を大切にするには

もしあなたが自分自身を顧みたとき、上の内容に当てはまると感じるなら、次のことに気を付けてみましょう。

1.一人でいる時間を楽しめる自分になる

仕事や趣味、友達付き合いなど、夫がいなくても楽しめるものを見つけます。

あなたが満たされている姿に、旦那さんも安心して仕事に打ち込めることでしょう。

でも、だからと言って夫婦がお互いへの関心を忘れてしまっては仮面夫婦となるだけです。

時には、二人でゆっくり話す時間を持つようにしてみましょう。

2.あなた自身の自己肯定感を育てる

旦那さんのこれまでの成功は、あなたの内助あってのものです。

夫婦は二人三脚です。

表舞台に立っているのは夫でも、その陰には、それを支える妻がいるのです。

ですから、夫と自分を比較して劣等感に陥ったりするのは、ナンセンス。

自分に自信を持って、自分自身を褒める言葉がけをしましょう。

3.夫軸だけではなく自分軸も大切に

夫を立てる妻として、何でも夫軸で考えがちなあなたなら、自分軸で考えることに罪悪感を覚えてしまうかもしれません。

でも、夫婦はお互いに男性原理と女性原理という宇宙の両局面が出会ったものなのです。

あなたには、旦那さんがどんなに頑張っても得ることのできない女性としての感性と知恵が備わっています。

もちろん、夫の事情を考慮することは大切ですが、すべてを夫を中心として、妻の個性を極力出さないでいると、家庭の雰囲気が偏ったものになってしまいます。

男性原理と女性原理の調和のとれた家庭こそ、最も美しいものです。

4.あなた自身の事情もわかってもらう

夫を陰ながら支えるあなたには、口には出さないけれど、いろいろな苦労があることでしょう。

良き妻は夫に不平を言わず、黙々と内助に徹するべきだという古来からの良妻賢母神話にとらわれ過ぎて、自分自身をすり減らしてはいませんか?

たとえそれが家庭の小さなことであっても、夫がそれをしてくれることで、あなたが夫の愛を感じることができるのなら、素直にお願いしてみましょう。

例えば、ゴミ出しや皿洗い、子供を見るなど、ちょっとしたことでも手伝ってくれると、あなたは旦那さんに支えられている気がするはずです。

ただし、ハッキリと口に出して頼まない限りは、旦那さんはあなたが何を願っているのか、わかりません。

旦那さんは、あなたがそんな小さなことで喜んでくれるということに、気づいていないのです。

まとめ

いかがでしたか?

どんなに旦那さんが出世して偉くなっても、家庭においては一人の夫です。

世間に向ける顔と妻に向ける顔は、また別のものなのです。

社会では「社長」「先生」などと位置を重要視して見られるため、それに見合ったペルソナをつけなければなりません。

家に帰ったときぐらいは、「素顔の自分に戻りたい」いう欲求が人より強く出ることでしょう。

家庭においてまで「立派なお父さん」というペルソナで縛らない方が、夫自身もくつろげるのではないでしょうか?(もちろん、基本的はリスペクトは必要ですが)

夫婦は男性原理と女性原理が出会う場所

夫にとって家庭は、ただ寝に帰る場所ではありません。

また、妻は子供を育てて家事をしてくれる保育士さんや家政婦さんではありません。

女性が男性にもたらしているものは、それ以上のものなのです。

想像してみてください。

この世に女性がいなかったとしたら、いかに殺伐とした世の中となることでしょうか?

デパート売り場の90パーセントは、必要なくなることでしょう。

ファッションやインテリア、コスメなど、生活に彩りを与える商品は、全て女性のために作られたと言っても過言ではありません。

メンズファッションにおいてさえ、女性の目を意識して男性がオシャレするのです。

男性だけなら、食事も空腹を満たせばいい、という生活になってしまいます。

服も、着た切りスズメになるでしょう。

男性は目的中心なので、「食べる」「着る」「寝る」という目的さえ果たされれば、細部にはあまりこだわらないのです。

一流のシェフに男性が多いにも関わらず、家庭では妻が調理する場合が多いですよね。

ひとたびそれが職業となると、男性は力を発揮しますが、日常生活では女性の感性が家庭の食卓を彩るのです。

その意味で、女性には男性には真似のできない、また男性に必要な素晴らしいものがあるのです。

だからこそ、男性は結婚しようとするのであり、それは家政婦を雇うのとは全く違うことです。

あなたが旦那さんに与えるべきことは、家事を完璧にこなすことではなく、あなた自身の女性性で旦那さんの心に癒しと潤いをもたらすことなのです。