「夫を許せない!」を手放し楽になるには?

夫のことが、どうしても許せない!

この「許せない」を手放せずにいると、夫婦関係修復はうまくいきません。

また放っておくと、あなた自身の心が蝕まれてしまいます。

この記事では、許せない理由と、あなたの本当の気持、またどうしたら「許せない」を手放して楽になれるのかについて、書いていきたいと思います。

あなたが夫を許せない理由

あなたが夫を許せなくなったのは、それなりの理由があったからです。

例えば、夫の度重なる不倫など。

最初は「夫が心から反省しているのであれば、一度くらいは大目に見てあげよう」と許すこともできます。

でも「もう二度としないよ」と謝った夫が、その舌の根も乾かぬうちに、また不倫してることがわかったら、どうでしょう?

あなたの心は、最初の不倫がわかった時以上に傷つき、夫のことが許せなくなります。

このように、あなたにとって「してほしくないこと」を伝えたにも関わらず、夫がそれを繰り返す時、夫に対する信頼が失われ、許せなくなってしまうのです。

夫に私の気持ちが伝わってない!

「最初の不倫が発覚した後に、夫に『もう二度とそんなことはしないでほしい』と心からの思いを伝えました。

『わかった。もうしないよ』という夫の言葉に、望みをかけて信じていたのに、夫がそれをいとも簡単に裏切ったことがわかった時、私の中で何かが壊れてしまったんです」

 

「夫は、私が嫌がることを無意識にしてしまいます。自分では気づいていないようなので、夫がそうするたびに指摘して、直してくれるように頼んできました。

でも、夫は一向にそれを直す様子がないのです。それどころか、私が何か言おうとすると、避けて自分の部屋に逃げ込みます。こんな夫をどうやって愛していけばいいのでしょうか?」

 

勇気を出して、心からの思いを伝えても、相手の心に伝わっていなかった…

そう感じたときの失望と孤独感。

もう一度、気を取り直して夫を許していくには、あまりにも傷つき、疲れ果ててしまいます。

このように、あなたが夫を許せなくなったのは、悲しみや失望で傷ついた心が、癒えないままに残っているからなのです。

悲しみは放っておくと怒りに変わる

あなたが最初に感じた思いは、「悲しみ」「失望」「寂しさ」「不安」などだったはずです。

ところが、これらの感情が癒されないままに蓄積されると、だんだん怒りに変わっていきます。

「許せない」という思いは、強い怒りです。

私をこんな思いにさせた夫を許せない!

太陽の光をレンズで一点に集めると、焦点を焼き焦がしていくように、ある一定の人に向けられた怒りは、強いエネルギーとなります。

強い怒りは、あなた自身にもネガティブな影響を与えます。

どうしても許せないのはなぜ?

夫を許せないでいるとき、あなた本人も苦しいはずです。

ではなぜ、それを手放せないのでしょうか?

それは「相手を罰したい」という裁きの思いがあるからです。

これだけ自分を傷つけている相手が、平然としている姿が耐えきれない。

あまりにも不公平で理不尽だ、と感じることでしょう。

でも、あなたが夫を許さないことで、夫が罰を受けたり改心したりするのでしょうか?

有名な四谷怪談の「お岩さん」は、不倫をした夫(伊右衛門)に毒殺された妻(お岩)が、幽霊になって夫を祟り復讐する話です。

けれども、夫を祟り殺したことで、お岩さんの恨みは晴れたのでしょうか?

また、祟り殺されたところで、伊右衛門の心は改心したのでしょうか?

そうではありません。

この話では、だれも幸せになっていないのです。

恨みは恨みの連鎖を作ってしまうだけなのです。

自分のために許す

私は高校生の時、一人の友人を三年間許せなかった時期がありました。

その時、「誰かを許せない」という思いが、どれほど自分自身に悪影響を及ぼすかを、身をもって実感したのです。

それは、心の中に猛毒を持ち続けるようなものです。

実際にその数年後、私は自家免疫疾患にかかってしまいました。

自家免疫疾患とは、自分の免疫が自分自身を攻撃することによって起こる病気です。

まさに、私の中の怒りのエネルギーが、私自身の体を攻撃していたのです。

結局その三年間、苦しんだのは友人ではなく、私自身でした。

あまりの辛さに、最後には自分自身のために、その友人を許すことに決めました。

その時私は、もう二度と誰かを許せないという思いは持たないようにしよう、と心に誓ったのです。

私はこのことを学ぶのに、自分の健康という、とても大きな代償を払いました。

あなたが本当は欲しかったもの

あなたが夫を許せなくなったのは、夫に期待していたことが与えられなかったからです。

仮にそれが「夫からの誠実な愛」であったとしましょう。

夫から愛をもらえなかった時、あなたは夫を愛することを止め、夫を罰するために「許さない」ことで怒り続けることを選択します。

でも、自分を罰するために怒り続ける妻を、夫はどうやって愛することができるのでしょうか?

あなたの目標が夫婦修復であるならば、まず夫を許さなければなりません。

許せない状態で夫を愛することは、不可能だからです。

許したとき自由になれる

相手を許すか許さないかは、ひとえにあなた自身の選択にかかっています。

あなたが許すと決めた瞬間、あなたの心は怒りから自由になれます。

「許さない」と決めるのも、「許して愛する」と決めるのも、あなた自身なのです。

「夫は好き放題しているのに、なぜ私ばかり許して愛さなければならないの?」と不公平に思う心があるとしたら、こう考えてみてください。

許して愛する心こそ、最も自由な心なのだと。

相手を許せず愛することができない心は、実はとても不自由な心です。

問題は相手ではなく、怒りに縛られたあなた自身の心なのです。

それがあなた自身の自由を奪い、苦しみを作っているということに、ぜひ気づいてください。

幸せになった人たちは、それに気づいて自分自身を解放した人たちです。

簡単なことではありませんが、幸せを目指したいあなたなら、きっと手放せるはず。

一歩ずつ努力していきましょう。