旦那の不機嫌・無視・イライラに、旦那が大キライになってしまいそうなあなたへ

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家庭の平和なひとときが、夫の不機嫌な態度によって、一瞬にして緊張に包まれてしまうことがありますよね。

ほとんどの家庭が日常的に経験していることとは言え、これが繰り返されると、笑って済まされない精神的打撃を妻や子供が受けることになります。

ここでは夫が不機嫌になった時、妻の対応の仕方によって、被害を最小限にする方法について考えてみたいと思います。

旦那が不機嫌になると妻が傷つく理由

男性が不機嫌になった時、次のような態度をとります。

  1. 何も話さなくなる
  2. 無視する・返事をしない
  3. 目をそらす・妻の顔を見ない
  4. パソコンやテレビなどの世界に引きこもる
  5. イライラを表す態度をとる(大げさなため息、舌打ち、小さく悪態をつく)
  6. 物に当たる(コップを音を立てて置く、ドアをバタンと閉める)
  7. 妻に当たる(文句を言う、不平不満)
  8. 子供に当たる(大したことないことで子供を叱りつける)

 

このうちの1~4は、夫が自分の中で心を閉ざしている状態です。

また5~8は、何かに八つ当たりすることで、自分のイライラを発散させている状態です。

夫が1~4の状態にある時は、妻は夫と自由に会話出来ないために、強い閉塞感を感じてしまいます。

妻の母性本能は、夫の不機嫌の理由を知って夫の気持ちに共感し、慰めてあげたいと思っているのに、夫から無視されると、かたくなに拒否されたように感じて傷つきます。

また妻の自尊感情(自己肯定感)が低い場合は、自分の存在自体が無視されたように感じ、夫に対する怒りが湧いてきます。

 

また、上の5~8のように、夫がイライラをぶつけてくる時には、男性特有の攻撃性が現れてくるので、そばにいる妻や子供たちにとっては恐怖を感じる時間になります。

まして理不尽な理由で怒られると、あとあとまでそれが傷になり、屈辱感が残ってしまうことでしょう。

不機嫌になった時、男性と女性では違う行動をとる

一般に男性が不機嫌になると、次のような行動を取ります。

1.コミュニケーションを避けて心を閉ざす

2.怒りやイライラを発散し攻撃的になる

 

これに対して女性の場合は取る行動が違います。

1.コミュニケーションを盛んにして、共感を得ようとする

2.怒りやイライラを発散し攻撃的になる

 

コミュニケーションの側面から見た時、男性と女性では、不機嫌を解消するための行動が全く逆であることがわかります。

また、怒りやイライラを発散し攻撃的になるのは、男女共通ですが、男性はもともと戦闘向きに作られているため、女性が怒るのとは比較にならない迫力と怖さがあります。

時に手が付けられないほど暴れて、器物を破損させたりなど、男性の破壊力は女性や子供などの弱者にとって命の危険を感じさせるほどです。

夫のこうした不機嫌行動が繰り返されると、妻は言いたいことも言えず我慢しているうちに、だんだん夫に嫌気が差してきて、しまいには夫の存在そのものを愛せなくなってしまいます。

男性は自分の感情を表現するのが苦手

女性でしたら、誰かに自分の思いを聞いてもらって共感してもらうことで、気分も直っていきます。

そのため夫も同じだと思って、不機嫌の理由を聞き出そうと話しかけますが、これは逆効果です。

夫に必要なのは、共感よりも精神的に一人になれる時間、頭の中のネガティブな感情の嵐を鎮める時間です。

 

男性は女性に比べ感情と向き合うのが苦手です。

女性は自分の感情を感じとり、味わい、言葉で表現することが得意ですが、男性の脳は論理的思考を得意としているため、感情という論理では捉え難いものに向き合ったり表現することが、苦手です。

その結果「自分の感情を相手に伝える」という作業自体が面倒臭くなってしまいます。

男性が不機嫌な時、黙ってしまうのは、そのためなのです。

 

むしろ男性の場合、別の刺激によって不機嫌な感情を消去する方法を使います。

たとえば性的な刺激や、スポーツやゲームから来る刺激などがそれです。

こうした原初的快感を得ることで、イヤな感情を打ち消そうとするのです。

旦那の不機嫌が落ち着くまで距離を置くのが一番

夫が不機嫌な状態になっている時は、妻のことを配慮することが殆どできません。

仕事などが上手くいかなくて不機嫌になっている場合は、夫の頭の中は、今自分が向き合っている問題をいかに解決するかで一杯になっていて、妻の気持ちを思いやる余裕が全くありません。

そういう時は、距離を置いて、夫が自分で問題解決するときまで、放っておくことです。

ところが、妻が無視されたと感じて夫を追及すると、夫はますます殻に閉じこもったり、急に怒り出したりするので、要注意です。

相手が攻撃モードの時は、別室に移るなどして取り合わないことです。

売り言葉に買い言葉でケンカが泥沼化すれば、お互いに傷ついて仲直りが難しくなるからです。

夫の機嫌が回復した後に、快く迎えられるように

不機嫌オーラ全開だった夫でも、問題が解決されれば、すっかり機嫌がよくなることもあります。

不機嫌な時には、さんざん周りの家族に不快感を感じさせておきながら、あっけなく元気になった夫を見て、逆に腹が立ってくるかもしれません。

理不尽に八つ当たりしておいて、謝罪の言葉もない夫に、人格を疑ってしまうこともあります。

夫の機嫌が直りかけて、コミュニケーションを求めてきた時に、妻の方が怒っていて、それを跳ね除けてしまうと、夫のプライドが傷つき、険悪モードに逆戻りするので、注意が必要です。

仲直りのチャンスを逃さないためにも、夫が不機嫌な時には自分から距離をおいて、夫の態度や言葉に打撃を受けないようにしておくことが大事です。